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呪術廻戦〜脹相〜

第24章 脹相〜郵便物受け取り


 私は少しだけ頬が熱くなる。

「……分かった」

 パーカーを受け取る。

「これ着る」

「ああ」

 急いで袖を通す。

「これでいい?」

「……」

 脹相が確認する。

 それでも何か気になるらしい。

「前も閉めろ」

「そこまで?」

「ああ」

「ふふ」

 私はファスナーを上げる。

「はい」

「……よし」

 脹相がようやく息を吐いた。

「そんなに?」

「ああ」

「大げさだなぁ」

「大げさではない」

 またチャイムが鳴る。

 私は玄関へ向かおうとする。

「待て」

「今度は何?」

「俺が行く」

「え?」

「俺が受け取る」

「でも私宛て――」

「名前を確認すれば分かる」

「……」

 脹相はもう靴を履き始めている。

「ちょっと待って」

「何だ」

「そんなに私を外に出したくないの?」

「……」

 脹相が止まる。

「……そうだ」

 小さく答える。

「今日は俺が受け取る」

「……分かった」

 脹相が玄関へ向かう。

 そしてドアを開ける直前。

「脹相」

「ああ」

「ありがとう」

「……」

「心配してくれて」

 脹相が少しだけ振り返る。

「当然だ」

 そう言って外へ出る。

 しばらくして、荷物を持って戻ってきた。

「はい」

「ありがとう」

 私は荷物を受け取る。

 脹相はまだ少し落ち着かない様子だった。
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