第17章 脹相〜看病〜
朝から、なんとなく身体が重かった。
「……だるい」
起き上がろうとして、また布団に倒れ込む。
昨日までは何ともなかった。
少し疲れているだけだと思っていたのに。
「大丈夫か?」
部屋の外から脹相の声がする。
「うん……」
返事をしたものの、自分でも分かるくらい声に力がない。
すると。
ドアが開いた。
「……顔色が悪い」
「そう?」
「ああ」
脹相が近づいてくる。
額に手を当てられた。
「……熱があるな」
「ほんと?」
「ああ。かなり熱い」
「そっか……」
言われてみれば、身体が熱い。
脹相はすぐに立ち上がった。
「今日は休め」
「でも……」
「何もするな」
「……分かった」
いつもより少し強い口調。
心配してくれているのが分かる。
「水を持ってくる」
「ありがとう」
脹相が部屋を出ていく。
しばらくして、水と体温計を持って戻ってきた。