第4章 責務
一生手放さなきゃならなかったかもしれないものが最短4年間の我慢だけで済むかもしれない…そしたら今度はずっと〇〇〇 と一緒に居られるようになるかもしれない
コッチの捉え方の方が今の俺にはしっかりくる
とりあえず先生に相談してみるか……
「ちょっと相談したいことがあって……いや、病院じゃない方がいいかと……はい、わかりました。伺います、ありがとうございます。失礼します。」
数日後
先生の馴染みのバーに赴く
「先生、お時間いただいてありがとうございます」
「どうぞ、掛けて。改まって相談なんて 〇〇さん になにかあったの?」
「いえ、別件で…」
「別件?また違う女性問題?」
また?そんなに相談してないけど??
「以前お話しした許嫁のことで……」
☆☆☆に提案した内容を伝えて可能かどうか尋ねる
「婚姻関係を結んだ上で性交なしに人工授精は可能です。全額自費でね。女性側の負担も少ない。体外受精となると女性の負担は計り知れないけど。君たちの事情を考慮すると個人的には反対する気にはならないよ。産まれてくる子どもたちの重要性も君個人の幸せも含めてね。僕の友人で不妊治療の専門医がいる。個人病院を経営してるから紹介してあげられるけどどうする?」
☆☆☆からの返答を待って了承されたら紹介して欲しいと伝える
「その時は僕から彼に詳しく説明したいと思ってるけどいいかな?君たちの家系のことを話した方が理解されやすいと思う。医者には守秘義務があるから漏れることはないと思う。義務がなくても口の固い男だから信用できる」
「構いません、よろしくお願いします」
「余計なお世話だけど 〇〇さん とはどうするの?」
「最短でも4年かかる、 〇〇〇の年齢を考えると待たせることはできません。 今後、結婚、出産を望むこともあるかもしれない…その可能性を潰すことはしたくない……それに☆☆☆ には相当な身体的、精神的負担を負わせてしまう……自分だけなんの制限もナシなんてフェアじゃない……」