第1章 家庭教師【沖田総悟】*
今日も今日とて暑い。
夏休み、子どもたちは無邪気に遊ぶが、基本的に人間には優しくない気候が続く。
例に漏れずは夏が大っ嫌いだ。
日陰のほとんどない道路をとぼとぼと進む。
大学生になったは、念願の国立大学に通いつつ、家庭教師のアルバイトをしていた。
受け持つ生徒は何人かいるが、今向かっているはそのうちのひとりだ。
「ごめんくださーい」
返事がない。
いつものことなのでそのままお邪魔して、家の奥の方にある部屋のドアをノックする。
「こんにちは!です、総悟くん?入るよ〜」