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【Dグレ】Twin Ray -灰の世界に響く歌-

第38章 【第三十三話】信じることの重み



そして、一行は最初の扉へ辿り着いた。

誰が最初に扉を開けるかで、ほんの一瞬だけ揉めた。
結局、ジャンケンに負けたアレンが、鍵を鍵穴へ差し込む。

カチリ――。


「絶対脱出です!!」

勢いよくアレンが手を突き出した。

ラビ、クロウリー、チャオジーが順に手を重ねる。

リナリーも、ティファに支えられながら一緒に、そっと手を重ねた。

その横で。

神田だけが無言で立っている。


「ユウもやるか?」

ラビが笑う。

数秒の沈黙。


「……チッ、やるかよ」

盛大な舌打ちと拒絶。

アレンが反応する。


「ですよね」

そして、そのまま扉へ手を掛けた。


「行くぞ」

神田の声と共に、扉がゆっくり開いた。

扉の先へ飛び込んだ瞬間。

空気が変わった。


「……なんだ、ここ……?」

ラビが目を細める。

歪んだ空間。
夜色の空。

静まり返った異様な景色の中――。


「いるぞ」

神田の低い声。

その視線の先。

岩場の向こうに、ノアが立っていた。


「……神田?」

ティファが息を呑む。

神田は六幻へ手を掛けたまま、一歩前へ出る。
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