第33章 【第二十八話後R18】灯籠の下、すべてを暴いて
しかし、完全に繋がった後も、ラビの動きはどこまでも慎重なままだった。
「……ぐ、っ……ぅ……は、ぁ……」
内側を破裂しそうなほどの質量で満たしたまま、彼はただ、身体を震わせている。
もっと激しく動きたいという欲求が、彼の背中や腰の筋肉を硬直させていた。
けれど、彼は溢れそうになる衝動を必死に抑え込む。
じわり、と気の遠くなるような遅さで腰を引き、そして再びゆっくりと最奥へ押し沈める。
極限まで優しい律動を開始した。
「ん、ぅ……っ、……あ」
結合部で粘膜が激しく吸着する。
――くちゅぅ、と。
肉壁が彼の質量に引き摺られるたび、小さく生々しい水音が響いた。
体格差のある塊が内腔を擦り上げる感覚。
ティファはシーツをぎゅっと掴んで痛みに耐えていた。
けれど、数度、十数度と途切れることなく浅い往復が繰り返されるうち、下腹部の鋭い痛みがじわじわと熱い微熱へと変質していく。
彼をより深く受け入れるために、内壁の強張りがゆっくりと解けていった。
生理的な分泌液がさらに溢れ出し、結合部を滑らかに濡らした。
鋭かった圧迫感が、いつの間にか脳裏を痺れさせるような甘い快感へと移り変わっていく。
ティファはそれを、克明に自覚していた。
「はぁ、っ……大丈夫か? 痛く、ねぇ…?」
息を詰まらせるようにして、耐えている彼のひび割れた声が、直接鼓膜に響く。
痛みから快感へと変質した内側が、彼の質量をきゅうきゅうと愛おしそうに締め付けている。
それなのに、ラビはなおもティファの顔色を伺い、動きを強めようとはしなかった。
もっと貪りたいはずの彼が、繋がれた指先を強張らせ、ただティファを労わるためだけに自身の熱情を健気にコントロールしている。
その深い情愛と、自分にだけ向けられた優しさに、ティファの胸の奥が甘く蕩けていった。