第33章 【第二十八話後R18】灯籠の下、すべてを暴いて
繋がれたラビの手のひらが、ティファの痛みに呼応するようにギュッと強張る。
「……く……っ、あ……っ、はぁ、……ぁ」
首筋に青筋を立て、必死に衝動を抑えようとする荒い呼気。
ティファの頬を熱く掠めた。
傷つけることを恐れ、自身の衝動を抑え込もうとする彼の身体の強張りが、密着した胸板を通じて痛いほど伝わってきた。
瞳の奥に渦巻く、理性を引き千切られそうな、切迫した熱。
その停滞のなか、ラビは無理に押し込もうとはしなかった。
じりじりと、数ミリずつの慎重さで腰を落とし続ける。
きゅうきゅうと彼の質量を締め付ける内壁。
彼の前進に合わせて裂けるように広がり、未知の深さへと侵食されていく。
「ひ、あ……っ、んん……!」
「――っ!大丈夫、ゆっくり、ゆっくりいくから……っ」
彼のひび割れた声が耳元に届く。
それと同時に、熱い粘膜の摩擦の隙間を、ぬるりと濡れた、別の生々しい液体が伝い落ちた。
シーツへと静かに吸い込まれる、初めての証。
ラビの瞳が、そのわずかな血の痕跡を捉えた瞬間、彼の身体が大きく強張った。
視線の熱さが、狂おしいほどの歓喜に変質していく。
「……っ!?ティファ、お前、初めて……、オレが、最初なのか……?」
「っ、えぇ、ラビ……っ」
「そっか、……マジで、死ぬほど嬉しいさ……。」
掠れた声で愛おしそうに呟きながら、ラビは額をティファに押し当てた。
最奥の壁を覆い尽くすように、残りの質量をゆっくりと根元まで、完全に押し沈める。
「ひゃあ――っ、……あ、んんっ!!」
ぬちゅぅぅ、と。
激しい水音と共に、彼のすべてがティファの最奥へと収まった。
脳内が衝撃で真っ白な空白に染まる。
初めて完全に重なり合った肉体の重み。
下腹部を満たす彼の存在に、ティファの目から涙がこぼれ落ちた。
「はぁ、っ、……ティファ、……っ、やっと、繋がれた……」
「うん、…ラビの、……中に、ある…っ」
二人は汗ばんだ肌をぴったりと吸着させる。
互いが完全に一つになった幸福を噛み締めるように、縋り付いて荒い呼吸を重ねた。