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【Dグレ】Twin Ray -灰の世界に響く歌-

第21章 【第二十話】残り香は、まだ熱い


ラビは小さく肩を竦めた。

そして。

「ほら」

右肩へ響かないよう慎重に腕を回し、私を抱き上げる。

「っ……!」

食堂がまた沸いた。

ラビは鬱陶しそうに眉を寄せながらも、抱える腕は驚くほど優しい。

私はぼんやりした頭のまま、彼の胸元へ頬を預けた。

心臓の音が聞こえる。

やけに速い。

「……ティファ、行くぞ」

「ん……」

鼓動が近過ぎて、胸が妙に落ち着かなかった。
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