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【Dグレ】Twin Ray -灰の世界に響く歌-

第12章 【第十一話】触れてはいけない距離


私はその場に立ち尽くしたまま、先ほど掴まれていた手首へそっと触れた。

痛いわけではない。

けれど、そこにはまだ、消えてくれない熱が残っていた。

ラビが何を隠しているのか。

何を恐れて、私から離れようとしているのか。

私には分からない。

ただ。

あの苦しそうな目を、なかったことにはできなかった。
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