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【Dグレ】Twin Ray -灰の世界に響く歌-

第7章 【第六話】この世界に繋ぎ止めて


誰かに凭れることは、弱いことだと思っていた。

自分が立たなければ、救えるものも救えないと思っていた。

けれど今だけは。

この体温へ、少しだけ力を預けてもいいのかもしれない。

「……少しだけ」

自分でも何を求めたのか分からないまま、言葉が零れた。

ラビの腕が、ほんの一瞬だけ強張る。

それから、何も言わずに、私が倒れない程度の強さで抱き留めた。

鍛錬場には、転がったレイピアと、互いの呼吸の音だけが静かに残っていた。
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