• テキストサイズ

Twin Ray -灰の世界に響く歌-

第5章 【第四話】黒衣に宿る祈り


「……ジョニー」

鏡越しに、私は彼へ向かって微笑んだ。

「本当に、ありがとう」

ジョニーは照れたように、それでも嬉しそうに頷いた。

窓から差し込む淡い光が、団服の銀の縁取りへ触れる。

黒の中へ刻まれた細い光が、静かに輝いた。

それはまるで、まだ見ぬ戦場へ向かう私へ与えられた、最初の覚悟の証のように見えた。
/ 522ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp