第45章 誕生日
「うおおおおい!!ズリぃぞ爆豪!!」
「……あ?」
爆豪が鋭く睨みつけた。
だが、峰田は怯むどころか、ユカリへずいっと身を乗り出す。
「ユカリ先輩ぃぃ!どうかオイラを二番目の男にしてくださいぃぃ!!」
「えぇ!?」
ユカリが目を丸くした。
「いや、二番目は俺が予約してる」
轟が真顔で割り込む。
「はぁ!?」
「はい!じゃあ俺、その次!」
上鳴がすかさず手を挙げた。
「お前ら……」
爆豪のこめかみに、ぴくりと青筋が浮かぶ。
「何勝手に順番決めてんだァァ!!」
「だって爆豪、もう一番目じゃん!」
「うるせぇ!!」
上鳴の即答に、周囲からどっと笑い声が上がった。
「くくっ!彼氏いようが関係ねぇな、こりゃ!」
マイクが腹を抱えて楽しそうに笑う。
「……知らん」
相澤は呆れたように呟いた。
「はいはい、そこまでですわ!」
八百万が一眼レフを構え直す。
「皆さん、そろそろ撮りますわよ!」
みんなが笑いながら、それぞれの位置へ戻っていく。
ユカリも笑顔のまま、みんなの輪の中へ戻った。
「では、いきます!」
八百万がファインダーを覗き込む。
――パシャッ。