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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第10章 学園祭・後日談



だが周囲は止まらない。

「ユカリ先輩!」

「サインください!」

「どっち選ぶんですか!?」

「やめてぇぇ!!」

完全に時の人。

しかも。

廊下を歩けば。

「あ、ユカリ先輩だ」

「本物だ……」

「やっぱ綺麗……」

視線が集まる。

地獄。

その時。

「先輩」

「ユカリ先輩」

聞き慣れた声。

振り返ると。

爆豪と轟が新聞を持って立っていた。

しかも。

二人とも、自分の載ってるページ開いてる。

「ちょ、見ないで!!」

ユカリが慌てる。だが爆豪は新聞を見ながら眉を寄せた。

「……この写真」

「?」

「先輩かわいすぎだろ」

「〜〜〜っ!!」

即死。

轟も静かに頷く。

「保存しようと思います」

「新聞を!?」

「額縁に入れて」 

「なんで!?」

周囲、大爆笑。

しかも。

轟が新聞記事を指差す。

「これ“ユカリ先輩にどちらが選ばれるか”って書いてあります」

「………」

「で」

爆豪がじっとユカリを見る。

「どっち選ぶんだ」

「っ」

直球。 

周囲が静まる。 

ユカリは一気に顔が熱くなった。

「い、今聞くの!?」

轟も静かに見つめてくる。

逃げ場がない。 

しかも二人とも本気の顔。

その時。

遠くからミリオの笑い声が響いた。

「うわぁユカリ修羅場〜!」

「楽しそう〜!」

ねじれまでいる。

ユカリは顔を覆った。

「もうほんと勘弁してぇ……!!」

だが。

そんな困った顔すら。

二人にはかわいく見えて仕方なかった。

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