第10章 学園祭・後日談
学園祭から数日後の朝。
雄英高校の校内は、いつも以上にざわついていた。
原因は――
校内新聞。
『学園祭特集号』と大きく書かれた紙面が、校内のあちこちへ貼り出されていた。
しかも。
一面トップ。
でかでかと載っている。
【カップルコンテスト前代未聞の同率優勝!!】
その下には。
爆豪勝己 &ユカリペア。
轟焦凍 &ユカリペア。
写真付き。
しかも超綺麗に撮れてる。
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
朝一番。
新聞を見たユカリの悲鳴が校舎に響いた。
「なんで写真までこんな大きいの!?」
しかも。
爆豪に見つめられて赤くなってる瞬間。
轟と並んで笑ってる瞬間。
全部載ってる。
終わった。
完全に終わった。
その頃。
1年A組。
「ぶはっ!!!」
上鳴が新聞見ながら爆笑していた。
「やっっっば!!!」
「表紙じゃん!!」
女子たちも大騒ぎ。
「しかもめっちゃいい写真!」
「少女漫画の表紙みたい!」
出久も新聞を見ながら苦笑した。
「新聞部ノリノリだなぁ……」
しかも記事内容が濃い。
『爆豪勝己、“誰にも譲りたくねェ”発言!!』
『轟焦凍、“俺だけに見せてほしい”で会場悲鳴!』
『ユカリ先輩を巡る超接戦!!』
「タイトルが強すぎる……!!」
飯田天哉も真っ赤になっている。
さらに。
記事の最後には。
【現在、“ユカリ先輩はどちらを選ぶのか”が校内最大の話題となっている】
「書くなぁぁぁ!!!」
ユカリ、別校舎で頭抱えていた。