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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第8章 学園祭・前日談



だが。

教室の妙な空気に気づく。

「……何の話だ」

爆豪が眉を寄せた。

すると。

「ユカリの猫耳コスの話!」

誰かが即暴露した。

沈黙。

数秒。

「は?」

爆豪が固まる。

轟も止まる。

ユカリは机へ突っ伏した。

「言わないでぇぇ……」

しかし時すでに遅し。

「……猫耳?」

轟がゆっくり聞き返す。

「うちのクラス猫カフェやることになって、その接客係が猫コスらしくて……」

ユカリが消えそうな声で説明する。

すると。

二人とも黙った。

そして、想像する。

猫耳。

ふわふわ衣装。

笑うユカリ。

「…………」

「…………」

完全停止。

耳まで赤い。

周囲、察する。

(あ、今脳内で見たな)

先に壊れたのは爆豪だった。

「待て」

低い声。

「そんな格好で接客すんのか?」

「え、まぁ……?」

「却下」

「なんで!?」

即否定。

轟も静かに口を開く。

「ユカリ先輩、それ絶対人気出ます」

「そういうコンセプトだからね!?」

「男来る」

「来るだろうね!」

「嫌です」

「なんでぇ!?」

独占欲が隠せていない。

しかも。

轟は真顔で追撃した。

「俺以外にかわいいとこ見せないでほしい」

教室。

「「「うわぁぁぁ!!!」」」

悲鳴。

ユカリの顔が一瞬で真っ赤になる。

その横で、ミリオとねじれが肩を震わせるのだった。  

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