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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第24章 演劇祭 after story




***

3年生寮。

共同リビング。

大きな窓の前。

そこには。

なぜか。

ミリオとねじれが張り付いていた。

「………」

「………」

二人とも無言。

窓の向こうを凝視している。

そして。

数秒後。

「きゃあああああああああ!!!!!」

ねじれが飛び上がった。

「見た!?!?!?」

「見た見た見た見た見た!!!」

ミリオも大興奮。

二人とも声を必死に抑えているが全然抑えられていない。

「キスした!!」

「したね!!」

「爆豪くんから行った!!」

「行ったね!!」

「えぇぇぇぇぇ!!!!!」

もはや祭りだった。

ソファでは環が静かに本を読んでいる。

ページをめくる。

ぱらり。

そして。

本から目を離さないまま言った。

「……ミリオ」

「なに!?」

「今度は盗み見で連行されるよ」

即答だった。

ミリオが固まる。

確かに。

前科がある。

ユカリの部屋の前で盗み聞きして。

爆豪に発見されて。

連行された。

あの日は本当に怖かった。

「で、でも今回は偶然だよ!?」

必死に弁解する。

「窓の外見たらたまたまいたんだよ!?」

「………」

環はページをめくる。

「たまたま」

「うん!」

「五分前から窓の前で待機してたのに?」

「…………」

ミリオが沈黙する。

ねじれは思わず吹き出した。

「確かに〜!」

環はさらに続ける。

「しかも双眼鏡」

「…………」

「用意してた」

「…………」

完全終了だった。

ねじれはソファを叩いて笑っている。

「通形完全に計画犯じゃん!!」

「違うよ!?備えあれば憂いなしだよ!?」

「何に備えてるの」

環がため息を吐きながら言う。

それは誰もわからない。


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