第24章 演劇祭 after story
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3年生寮。
共同リビング。
大きな窓の前。
そこには。
なぜか。
ミリオとねじれが張り付いていた。
「………」
「………」
二人とも無言。
窓の向こうを凝視している。
そして。
数秒後。
「きゃあああああああああ!!!!!」
ねじれが飛び上がった。
「見た!?!?!?」
「見た見た見た見た見た!!!」
ミリオも大興奮。
二人とも声を必死に抑えているが全然抑えられていない。
「キスした!!」
「したね!!」
「爆豪くんから行った!!」
「行ったね!!」
「えぇぇぇぇぇ!!!!!」
もはや祭りだった。
ソファでは環が静かに本を読んでいる。
ページをめくる。
ぱらり。
そして。
本から目を離さないまま言った。
「……ミリオ」
「なに!?」
「今度は盗み見で連行されるよ」
即答だった。
ミリオが固まる。
確かに。
前科がある。
ユカリの部屋の前で盗み聞きして。
爆豪に発見されて。
連行された。
あの日は本当に怖かった。
「で、でも今回は偶然だよ!?」
必死に弁解する。
「窓の外見たらたまたまいたんだよ!?」
「………」
環はページをめくる。
「たまたま」
「うん!」
「五分前から窓の前で待機してたのに?」
「…………」
ミリオが沈黙する。
ねじれは思わず吹き出した。
「確かに〜!」
環はさらに続ける。
「しかも双眼鏡」
「…………」
「用意してた」
「…………」
完全終了だった。
ねじれはソファを叩いて笑っている。
「通形完全に計画犯じゃん!!」
「違うよ!?備えあれば憂いなしだよ!?」
「何に備えてるの」
環がため息を吐きながら言う。
それは誰もわからない。