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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第23章 演劇祭




―――

数日後の昼休み。

校内のあちこちで同じ話題が飛び交っていた。

「今日発表だよな?」

「ロミジュリ!」

「誰になるんだろ!」

投票期間が終わり、ついにキャスト発表の日。

3年A組でも朝から落ち着かない空気が流れていた。

「発表楽しみだね〜!」

ねじれは机に身を乗り出している。

「今年はなんといっても恋愛悲劇!絶対大盛り上がり間違いなしだよね!」

ミリオも笑うその横で。

環は嫌な予感しかしない顔をしていた。

「……どうせろくなことにならない」

「環は心配性だなぁ!」

その時、校内放送のチャイムが鳴った。

キーンコーン――

教室が静かになる。

廊下を歩いていた生徒も足を止める。

『全校生徒の皆さん、お待たせしました』

放送委員の声。

『今年度雄英高校演劇祭、ロミオとジュリエットの主要キャストを発表します』

校内が息を呑む。

1年A組。

3年A組。

B組。

サポート科。

経営科。

雄英のみんなが耳を傾ける。

『まず――ロミオ役』

放送委員が読み上げた。

『1年A組ヒーロー科、轟焦凍』

1年A組の教室、大爆発。

「うわぁぁぁやっぱり!!」

「王子様枠来たぁぁ!!」

「顔面で勝った!!」

「なんで顔面限定なんだ」

轟本人は少し困惑していた。

だが、放送は止まらない。

『ジュリエット役――』

一拍。

『3年A組ヒーロー科、ユカリ』

3年A組の教室、余裕の拍手。

「ですよね〜!!」

「やっぱり〜!」

「まあそうなるよな!」

ユカリ本人だけ「えぇ!?」と固まっている。


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