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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第22章 お見舞い




凛がアメリカへ戻ってから数日。

雄英高校にも、少しずついつもの空気が戻ってきていた。

とはいえ。

八神凛ロスはかなり深刻で。

「あぁ〜もう凛くん不足……」

「転入期間一ヶ月は短すぎるってぇ……」

女子たちは今も嘆いている。

一方で。

爆豪と轟は以前と変わらず張り合い。

出久は相変わらずヒーロー分析をして。

環は静かに巻き込まれ続けていた。

そんな中。

ある日の朝。

雄英寮、ユカリの部屋。


「……あれれ?38度超えてるね〜!」

体温計を見たねじれが言う。

ベッドの上。

ユカリは真っ赤な顔で布団に埋まっていた。

「頭痛い……」

完全に風邪である。

ねじれは「あー!」と思い出したように言う。

「やっぱりあれが原因かな?お見送りの時のびしょ濡れ事件!」

ユカリは布団をさらに被る。

「あれ絶対寒かったもんねぇ〜」

「……うぅ」

反論できない。

あの日といえば。

空港まで全力疾走。

しかも大雨。

傘なし。

風邪引かない方がおかしい。

ねじれは苦笑しながらユカリの額に冷却シートを貼る。

「今日は休むね……」

「わかったよ!無理しないでね!」

ねじれは笑顔で頷く。

そして。

部屋を出る直前、ふと振り返る。

「でもさ〜、凛くん知ったら絶対責任感じるよね?」

布団の中から「言わないでぇ……」って声。

ねじれは笑いながら背を向けた。

「はーい!」

バタン。

扉が閉まる。

静かになった部屋。

ユカリはぼんやり天井を見た。

凛、アメリカで頑張ってるかな。

元気にやってるといいな。

そんなことを考えながら、ユカリはゆっくり目を閉じた。


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