• テキストサイズ

【リヴァイ】嘘と真実と、再会の約束(短編集)

第6章 十一年後の君に捧ぐ、最初の敬礼


「大馬鹿野郎が……!! 本当に、来やがった……!」

「うん……約束、したもんね。リヴァイ、会いたかった……っ」

腕の中のが、ボロボロと涙を流して俺の胸にしがみついてくる。

11年前、まだ俺のいない兵団で、一人で事故に遭い、10年も暗闇を彷徨い、そして1年かけて俺の元へ這い上がってきた。その執念と愛の重さに、胸の奥が焼けるように熱くなる。

は一度、俺の身体を優しく押し返すと、涙を拭って背筋をピンと伸ばした。

彼女は迷いなく、右拳を左胸へと当てた。

「……リヴァイ兵長」

11年前、未来へ落ちてきた時に初めて知った俺の肩書きを、彼女は愛おしそうに口にする。

「11年前の約束通り、あなたの元へ帰還いたしました。これからの私の心臓は、あなたのためだけに捧げます」

それは、俺たちの新しい始まりを告げる、彼女からの「最初の敬礼」だった。
/ 38ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp