第2章 2
ナミが地図を軽く指で押さえたまま、顔を上げる。
「で、ことみ」
「これからどうするつもり?」
周りの騒がしさだけが、その場を埋めていた。
ことみは言葉を探して、うまく出てこないまま小さく息を吐く。
「……どうしたらいいか、わからないです」
正直な言葉だった。
ナミはその返事をしばらく見てから、地図に視線を落とす。
「まあ、そうなるわよね」
責めるでもなく、呆れるでもなく、ただ事実みたいに言う。
サンジが軽く煙を吐いた。
「まぁナミさんの判断に任せりゃいいだろ」
それだけ言って、少しだけことみの方に視線を向ける。
「今すぐどうこうって話じゃねぇさ」
ナミは一瞬だけため息をついて、ことみを見る。
「じゃあ、とりあえずは保留ね」