【ヒロアカ】名前のない関係の終わらせ方【爆豪勝己】
第1章 1
透の呼吸がどんどん荒くなる。
「ゃ………ぅ………」
言葉にならない声。
「聞こえねぇ。」
耳を真っ赤にしながら待っている爆豪の忍耐も、そろそろ限界が見え始めていた。腹筋がびくびくと引き攣るように動いている。
限界が近いのはお互い様だった。
額に汗が浮いて、ぽたりと透の鎖骨に落ちる。それでも腰は動かさない。ただ先端だけを浅く出入りさせて、じゅぷじゅぷと音を立てている。
浅く呼吸を繰り返す。聞こえるか聞こえないかの声で呟く。
「……挿れて…。」
一瞬、爆豪の目が揺れた。
次の瞬間、押し入った。一息に根元まで。
散々焦らされた熱が一気に奥を穿つ。
「ッ———」
堪えきれずに声が漏れた。歪めた顔は快感を殺しきれなかった証拠。
中の熱さと締め付けに歯を食いしばる。
「てめ……どんだけ締めてんだ……ッ」
透は散々焦らされて求めていた刺激に、挿れただけで達してしまう。
目の前がチカチカと光り、息も絶え絶えになる。中はぎゅうぎゅうと爆豪を締め付けている。