第8章 【五条悟・伏黒恵】クロユリは君を離さない Ⅱ**
「っ……や、せんせ……っ」
「そんな声で呼ばれたら、止まれなくなるんだけど」
何度も何度も激しくこすられて、またお腹に熱いのがぎゅっと集まってきた。
「はっ……ぅあ……っ、また、きちゃぅ……っ」
「いいよ。一緒にイこ」
耳元で囁かれた直後、腰の動きがぐっと速くなった。
「ああっ! ん、ぁあっ!」
強すぎる快感に自分が飲み込まれてしまいそうで、シーツを握って耐える。
「イく時、僕のこと考えて」
「ぁ、っ……ぁ……っ」
今まで胸の中にしまっていた気持ちが、一気にあふれそうになる。
ずっと。
ずっと、先生だった。
初めて出会った時から、ずっと。
なのに今は、先生だけじゃなくなりそうな自分が怖い。
頭の中はこんなにぐちゃぐちゃで。
何が正しいのかも、もうわからない。
それでも、身体はどんどん先生に連れていかれる。
さっきよりも、ずっと大きいのがくるのがわかる。
こわい。
こんなの、知らない。
こわい。
シーツを握りしめていた手に先生の手が触れた。
するりと指の間に入り込んできて、ぎゅっと絡められる。
「……こっち見て」
耳元に落ちた声に、首を少し動かして先生の方を向くと。
青い瞳がいつもよりずっと深く見えた。
なんでだろう。
今の先生の声。
今の目。
私がどこかに行っちゃうって、思ってるみたいな。
そんなことないのに。
絡まった先生の指を、ぎゅっと握り返す。
先生。
先生。
――先生。
「……せんせ、ぇ……っ」
名前を呼んだ瞬間、堪えていたきもちいいのが一気に弾ける。
重なっていた先生の身体も大きく震えた。
「……っ、ふ……ぁ……」
先生のものがどくどくと脈打っているのが伝わってくる。
もう体に力が入らなくて、私はシーツに顔を埋めた。