第7章 【近藤】振り向けないから
「あっ、んっ、はぁ」
男「あー、気持ち良い。出そう」
「良いよ、出して」
男「ホントにいいの?」
「うん、いいの」
男「やりぃ、じゃ、遠慮なく」
真選組隊士であるは、仕事終わりに外出しその辺の男を誘ってラブホで行為を行なっていた。
それは今日が初めてではない。
今までに何度も異なる男と行為を繰り返してきた。
しかし、いくら身体を重ねても満たされない。
「・・・近藤さん・・・」
数日後、は近藤の部屋に呼ばれた。
近「最近仕事が終わった後によく外に出ているようだが、何か用でもあるのかい?」
「・・・別に何も?気分転換に散歩してるだけですけど」
ここ数ヶ月、仕事終わりに外に出て朝に帰ってくるという日が増えたため心配しているようだ。
しかし、仕事に支障をきたしているわけでもなく、別に何もないというに近藤は何も言えなくなった。
近「トシと総悟も心配してる。あまり無理するなよ」
「わかってる」
わかってないのは、貴方でしょ。
そんなこと言えるはずもない。
だって、貴方は・・・近藤さんは、他に好きな人がいるから。お妙さんしか見てないから私の気持ちなんて知らない。
貴方を振り向かせることなんてできない。それなら私だって貴方に背を向ける。
そうじゃないと心が折れてしまいそうだから。
真選組でいる覚悟がなくなってしまうから。
「ははっ、武士道・・・かぁ」
自分は近藤に助けてもらった恩がある。江戸を護るとか将軍のためになんて働いていない。
だから、近藤との関係が悪くなれば真選組にいることはできないだろう。
だから、この気持ちに蓋をして、満たされない、やりきれない気持ちを夜発散するしかないの。
私は今日も知らない男に抱かれにラブホ街に出かける。
「キミ、何の仕事してるの?」
「あっ・・・公務員・・・んぅ」
知らない男に後ろから突かれながら答える。ガンガン突かれているときは頭がチカチカするから何も考えなくて良いのに、この男はずっと喋りかけてくる。
「へぇ、いいの?こんなふしだらなことして」
「いいの・・・あっ、もっと、突いて。喋らないで」