第6章 【山崎】ジミーの本気
山崎は他の人がいいのではないかと言っていたが、監察である山崎の感覚も下見には必要だと言われ、断れない雰囲気になっていた。
「わかりました、じゃあ準備して出発しますね」
近「ああ、頼んだ」
は断ることもせず、出発の準備を始めるために近藤の部屋を出た。
山「じゃ、じゃあ俺も」
山崎も部屋を出ていこうとすると、
スパァァン!
勢い良く部屋の襖が開く。部屋に入ってきたのは沖田と土方だった。沖田はニヤニヤしていて楽しそうだ。
近「ザキ、ちょっといいか」
山「な、なんですか」
正座する山崎。そしてその前にどっかり座る近藤、土方、沖田。
近「旅館の下見というのは表向きの理由だ」
どういうことだ、もっと危険な任務なのか、もしかしたら過激派攘夷志士が潜んでいるのかもしれない。も隊長格に次ぐ実力者だ。それくらいのことを任されることもあるだろう。
ゴクリ、と唾を飲み込む。
近「男を見せてこい、ザキ!」
山「・・・はァ!?」
近「お前、が好きなんだってな」
山崎は沖田をバッと見る。沖田はどす黒い笑みで見てきた。きっと沖田が言い触らしたのだろう。
近「で、食堂のオバチャンたちが噂してたんだが、もお前に気があるらしい」
沖「チェリー卒業のチャンスじゃねーか、ジミー」
今回の下見は、山崎とをくっつけるための近藤たちの計らいだったようだ。
山「(嬉しいけど、余計なお世話だよ!!)」
と2人きりで出かけることは嬉しい。しかし、ここまで周りに知られているのは気まずすぎる。
いろいろなことがやりにくくなるではないか。
しかし、せっかく用意してもらったチャンスを無駄にするわけにもいかず、頑張ってみようと思う山崎だった。
沖「ゴムはちゃんと肌見放さず持っといた方が良いですぜ」
土「マヨネーズもな」
山「アンタたちと違っていきなり狼にはなりませんから!!てかマヨネーズって何!?そういうプレイしろってこと!?」
絶対嫌われるだろ!と吐き捨て、準備をするべく山崎も部屋を出た。