第5章 【銀時】お前だけの
銀「・・・見てたのか・・・」
「うん・・・」
銀「もしかして、具合悪くて会えないって言ったのも」
「ごめん、気持ちの整理ができなかったの」
新「銀さん、その話、本当なんですか?」
新八も心配そうに聞く。姉とともに2人のことを応援していたこともあり、悲痛そうな顔だ。
銀「・・・結論から言うとキスはした。いや、された」
その女性は、ストーカー被害に遭っていたとのことで、銀時に彼氏役になってもらい、自分にもう近づくなとアピールしたいと依頼してきたという。
もちろんがいるため断ったのだが、しつこくお願いされ、結局その依頼を受けてしまったようだ。
依頼はうまくいったが、帰りにその女性に迫られ無理矢理キスをされたという。
銀「悪ィ・・・気分悪ィよな、他の女とキスした男と結婚なんてよ」
「・・・・」
は俯いたまま話さない。それを見た新八は、大きく息を吸い、銀時に声をかけた。
新「僕と神楽ちゃんは定春と一緒に家に帰ります!ちゃんとさんと話し合ってください!ちなみに僕は銀さんにはさんしかいないと思います!お疲れさまでした!」
神「私はの顔色が治るなら何でもいいネ。でも泣かせたらただじゃおかないアル」
新八と神楽は定春を連れて万事屋を出ていく。
残された2人はしばらく沈黙していた。
銀時は、自分から何か言っても言い訳にしかならないだろうと思い、の言葉を待った。
「・・・ほんとに浮気じゃない?」
銀「ああ。だが、証拠もねーし、キスしたのは事実だ。責められる覚悟はできてる」
「・・・信じないわけないじゃん。でも、私、ネガティブ思考でしょ?だからいろいろ独りで考えちゃった・・・こうやって早く銀ちゃんに聞けばよかったのに・・・」
眉をハの字にしながら笑う。銀時はの目の下の隈と、いつもより白い顔を見てグッと体を引き寄せると自分の腕の中にきつく閉じ込めた。
銀「俺が不甲斐ない所為だ。すまねェ」
「ううん、謝らないで。仕方なかったよ」