第5章 【銀時】お前だけの
「・・・あの人とどこまでしたの?」
銀「ん?」
は銀時の胸に顔を埋めながら聞く。無理にキスされたとは言っていたがその後のことは聞いていない。
あの場面に遭遇したのはラブホ街だ。無理に誘われて最後までしてしまったのではないか、と思った。
銀「あの一瞬で終わりよ。ふざけんなって、金は要らねェから二度と近づくなって睨んで帰ってきた」
「そっか、良かった・・・銀ちゃん」
は銀時の名前を呼ぶと、顔を見た。銀時もそれに気づき目線を合わせる。
「キス、してあげる」
知らない女性にキスされた後、きっと綺麗に洗ったであろうが、自分でしっかり上書きしたかった。
銀時は、「サンキュー」と言って了承する。
ちゅ、と触れるだけのキスをした後、恥ずかしくなったのかは銀時の胸に再度顔を埋めていた。
銀「っ・・・」
いつもだったらこのような可愛い仕草をされたら猪突猛進で襲いかかっているのだが、今は事情が事情。優しく背中に手を回すだけに留めた。
のだが、
「銀ちゃん・・・したい」
銀「・・・・へ?」
からの突然の爆弾発言に、ピシ、と身体が固まり聞き返す。
「したい、今・・・銀ちゃんと・・・」
依然顔を胸にグリグリしながら小さい声で話す。チラリと顔の方を見ると表情は見えなかったが耳まで真っ赤にしていることはわかった。
控えめな性格の。今まで自分からこんなお願いをすることが無かった。
知らない女性に嫉妬して、銀時は自分のものなのだと独占しようとしている彼女に、また愛しさが湧いた。
銀「くくっ・・・可愛いすぎんだろ。布団行こうぜ、銀さんはいつでも臨戦態勢だからよ」
「わっ」
銀時は軽々とを横抱きにすると、寝室の方へ向かっていく。突然の浮遊感に顔を上げたは、やはり茹でダコのように真っ赤だった。
銀時が脚で布団を敷くと、ポスっと布団の上に下ろされる。
銀「俺は何時でもお前しか見てねェから」
「うん」
近づく顔。が目を瞑ると唇に温かい感覚が。先ほど自分がした時よりも熱が籠もっている。
銀時は顔の角度を変えながら、深く、愛を確かめるように唇を重ねた。