第1章 【銀時】初めてだから
夕飯を一緒に食べ終えると、ソファに座ってゆったりしていた。
「ごめんね、ご飯までご馳走になっちゃって」
銀「いいってことよ・・・」
銀時は、隣に座るを見ながら話しかける。
「なに?」
銀時は、笑顔で自分を見つめるを見て、可愛い、今すぐ襲いたいという衝動に駆られたが、しっかり順を追っていかなければ、と理性を働かせた。
銀「今日、泊まっていかねェ?」
「!」
銀時の言葉には理解する。
泊まっていく、ということは、そういうこと。
家が遠いわけではない、帰ろうと思えばすぐ帰れる距離だ。
「えと、あの・・・」
銀「くくっ、可愛い・・・で、どうする?」
顔を赤くし戸惑っているを見て笑う銀時。
「・・・泊まってく」
銀「・・・おっけー、じゃあ布団の準備しとくから風呂入ってこいよ」
ドキドキして銀時を直視することなどできなかった。
恋人になったからにはいつかこの日が来るとは思っていたが、いざその時になるとこんなに緊張するものなのか。
いきなり襲われても困るが、事前に「するよ」と言われても心の準備ができるわけではない。むしろ動揺してしまう。
そんなドキドキしているを、銀時は楽しそうに見ていた。余裕そうでムカつく。
足早にお風呂に向かい、熱めのお湯で身体を流して平常心を保とうとする。
しかし、全く保てなかった。お風呂から上がると、銀時のパジャマを借り、頭を拭きながらリビングへ向かう。
きっと温まったことや恥ずかしさで顔が真っ赤だろうから顔を隠しながら。
銀「・・・布団で待ってろ」
頭を拭いていたタオルを取られ、額にキスを落とすと、爆弾発言を投下し銀時は浴室に向かった。
は震える足で寝室へ向かう。
そこには、布団が1つだけ。
もう、そういうことだ。それしかない。
自分の心音が周りに聞こえそうなくらい大きくなる。
そして、銀時がお風呂から出てくる音が聞こえた。