第1章 【銀時】初めてだから
「ありがとうね、奢ってくれて」
ファミレスでパフェを堪能した2人。
銀時は、自分が行こうと言い出したから奢るのは当たり前だと言う。
のんびり話をしながら食べていたからか、もう日が暮れ、辺りが暗くなり始めていた。
銀「じゃあ一回うち帰るか」
「うん。神楽ちゃんたちに何か買ってこう」
銀時とはコンビニで神楽と新八の分のアイスを買って帰った。
「ただいまー・・・あれ?」
万事屋銀ちゃんに帰ると、電気もついておらず神楽と新八の靴も無かった。
銀「新八は帰ったとして、神楽はどこ行ってんだ?」
とりあえず中に入ろうということになり、リビングへ。そこには置き手紙があった。
はアイスを持っていたため、先に冷凍庫に入れようとキッチンへ向かった。
がキッチンから戻ってくると、グシャグシャと手紙を丸めて焦っている銀時を見つけた。
「何してるの銀さん」
銀「い、いやななな何でもねェよ!」
銀時は手紙の内容を言えなかった。
なぜなら
“銀さんへ
買った物くらいちゃんと隠しといてくださいね。今日は神楽ちゃんと一緒に家に帰ります。”
とあったのだ。
そして今日買ってきたのは、避妊具。
急いでファミレスに行く準備をしたため、ただテーブルの上に置いただけにしてしまったのだ。掃除か何かで銀時の部屋に入った新八がその中身を見てしまったようだ。
子どもに気を遣わせてしまった、と落胆する銀時。
しかし、ここまで来たからには後戻りはできない。
むしろここで「しませんでしたー」なんて言ったら2人になんて言われるか分かったもんじゃない。
いや、したもしなかったも言う気などないのだか。
銀「お妙が神楽連れて帰ってきてくれって言ってたってよ」
「そうなんだ」
銀「飯の準備しちまっててよ、食ってくか?」
「いいの?」
うまく誤魔化し、夕飯を一緒に食べるところまでは持っていくことに成功した。
銀「(・・・ここからだよなー)」
銀時はふぅ、と息を吐いた。