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あらよっと【銀魂】

第2章 【高杉】私を攫って





あれから何日が、何週間が経っただろうか。

窓もない部屋。きっと宇宙空間だから朝も昼も無いのだろうが、日の光や月明かりが恋しくなる。

高杉はあれから何度か接触してきた。
しかし、「気分はどうだ」と聞き、少しだけ話をしていなくなるの繰り返しだった。

食事もとらせてくれる。入浴も。日々の生活は何の制限もない。ただこの空間で過ごすだけ。


来「ご飯ッスよ」


「うん、ありがとう」


この鬼兵隊のメンバーとも少し話をするようになった。
食事を持ってきてくれた来島また子、自分を連れ去る時に腕に弦を巻いたという河上万斉、そして変態武智変平太。


皆高杉を慕っていることがわかる。
世界を破壊しようとしているのに、と思っていたのだが、その高杉への思いは数日で崩れた。










高「今日も今日とて、静かだな」


「騒ぐ意味がないもの」


数日後、高杉はの所へ来ていた。拘束されていないのだから逃げようとするなり戦うなりすればいいと言う。しかし、こんな宇宙空間のど真ん中で騒いだところでどうにもならないだろう。

刀の無い自分は非力だ。


「あなたは、私をどうしたいの」


は思っていることを聞いた。
捕虜、人質としての価値があったとして、ずっと宇宙空間にいても見廻組にも江戸にも何もできないだろう。

“女”として連れてきたのであれば手を出せばいい。
しかし、それもしない。


「なんで、私を」


高「・・・・・」


高杉は煙管を吹かすと、を見た。鋭い隻眼に見つめられ、動けなくなった。


高「俺が攫いたかった、それだけだ」


高杉はの頬に指を添えると、顎をクイッと持ち上げた。色っぽい高杉の顔を見ると、薄く笑って話した。


「じゃあ犯せばいいじゃない、めちゃくちゃにしてくれていいよ、もう、使われるのには慣れてるから」



高「黙れ」


「!・・・ん・・・」


高杉に睨まれたかと思ったら、いきなり唇を奪われる。
そうだ、最初からこうしたかったのだろう、自分はここで死ぬまで高杉に犯され続けるのだ。


高「・・・なぜ涙を流す」


唇を離すと、高杉は問う。泣いてしまったようだ。


高「亡き恋人を想ったのか」


「!」


高杉は全て話した。


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