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夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】

第27章 開幕のコン・フォルツァ【人外魔境新宿決戦】


「だが、加茂 憲倫――羂索はやってのけたぞ」

 再び、場に緊張が走った。

 羂索の結界を閉じない領域に対し、九十九は【簡易領域】で対抗。その間 天元が領域を外部から結界術で解体した。

「【簡易領域】はみるみる剥がされていったが、もし九十九が領域を展開していたら……」

「領域の押し合いにはならないだろうね。あれは最終的に、結界の外殻の押し合いになるから。でも、結局は由基さんの領域内で付与した術式の必中効果を巡って押し合うことになったんじゃないかな?」

 冥冥の話に「確かに」と伏黒と詞織は図らずも声を揃えて考える仕草をする。

「でも、押し合うって具体的に何を押し合うんです?」

「必中効果じゃないの?」

 伏黒の疑問に灰原が当然のように言うが、それに対して七海がため息を吐いた。

「その必中効果は結界に付与されていますから、結界を押し合うしかないでしょう。ですが、渋谷で特級の領域の外殻を借りた伏黒君と詞織さんの例もあります」

 実際に伏黒と詞織の領域は特級の必中効果の中和に成功していた。
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