第2章 XXXをおあずけされた爆豪勝己の話
〝勝己ね、パパになるんだ〟
「……かっちゃんがッッッ!!!???パパっ!!!!?????」
緑谷君の裏返った声が会場に響きわたる。しまったと思った時には遅くて鬼の形相をした勝己が爆速でこっちに向かってくる。
「デク、てめぇぇぇ……ッッッ!!」
「かっちゃんおめでとう!!僕もすっごく嬉しいよ!!!」
終演後に落ち着いていた会場はまた騒がしくなる。あちこちで拍手が起こり祝福が向けられ勝己の後ろにそっと隠れた。そんな私を勝己は呆れたように笑う。
「……やってくれたな」
「ごめん。こっそり伝えるつもりだったの。こんなことになるなんて思わなくて」
「こいつらはまとめて面倒くせぇんだよ、特にデクは尚更な」
「はい…。ごめんなさい」
明日は緑谷君とお茶子ちゃんの結婚式が新聞の一面を飾るはずだったんだろうけど、大・爆・殺・神ダイナマイト!!パパになる!?!?って記事も2人の記事に並んで掲載されていた。
でも2人は幼馴染なんだもん、こんなハッピーエンドがあってもいいよね。
fin.