• テキストサイズ

(R18) 爆豪勝己と轟焦凍とXXXのある生活

第4章 HOME 爆豪勝己 / 轟焦凍



「焦凍!?…起きてきて平気なの?」
「ああ。…まだ痛ぇけどな」
「まだ、無理しないで」

一歩近づいた瞬間、わずかに体が揺れる。反射的にその腕を支えると、触れた体は思っていたよりも熱い。焦凍は何も言わず、そのまま視線だけを前に向ける。

「爆豪…」
「……ンだよ。……お前、マジで空読めや」
「悪い。…けど、俺も、爆豪に言いたいことがある」
「ンな体で無理してるとぶっ倒れるぞ」
「それでもいい」
「……手短にしろ」

そう答えた後、静かな病室の空気が張り詰めた。

「凪と病院で再会した時、今みたいな不安そうな顔をしてたから、俺は放っておけなかった。支えてやりてぇって思った。爆豪にとって大事な存在だって知ってたから、守りたいと思った」

勝己は視線を前に戻して、ただ焦凍の言葉を受け止める。

「けど、凪と過ごしてきて、俺の気持ちの方が変わってった。……爆豪は言ったよな。凪と一緒にいて惚れない男はいねぇって。だから、爆豪への気持ちが残っていたとしても、そんな凪の全部が好きなんだ」

天井を見ていた勝己が、わずかに視線を動かし、もう一度焦凍を見る。

「それは、今もこの先も変わらねぇ」

今までずっと優しく包み込んでくれていた言葉が、今は焦凍の静かな決意となって胸を打つ。

「そういう甘っちょろい思考してっから、テメェはいつまで経っても舐めプ野郎なんだよ」
「そう思われてもいい。凪を想う気持ちは爆豪には負けてねぇ。爆豪が諦めねぇなら、俺も譲らねぇ。俺は凪のそばにいたい」
「だから何だよ…。凪ン中に俺がまだ消えてねぇなら…、俺は凪を取り戻す」

勝己の言葉の後、病室に重たい沈黙が落ちる。自分の感情をなぞってみても、触れた答えの色はまだ見えない。

「…つーことは、どっちも引かねぇってことだな」
「そうだな」

二人の視線がゆっくりと私に向けられる。自分の心の中にある、勝己と焦凍への感情がじわっと滲んで、ゆっくりと流れていく。

「今すぐじゃなくてもいい。俺か爆豪か、凪が自分で考えて選べばいい」
「どっちを選んでも、間違いにはさせねぇから」


/ 325ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp