第2章 XXXをおあずけされた爆豪勝己の話
「んあぁ…っあ、あ…」
嬌声と肌のぶつかる音が浴室内に響き渡った。甘い香りに包まれていた雰囲気から一気に色が変わる。お腹の奥まで届く感じはいつだって苦しいのに、じわっと広がっていく快感の波を無視できない。
「んな、締めんな。…出るだろ」
「ごめ…っ、ぁ、でも…っ」
敏感になったそこに一番深く入ってしまう体位のせいでいつもよりもコントロールが効かなかった。
「も、力、入んないよ…」
「支えといてやるから、イケよ」
不規則な小さな波が何度も襲っていた。身体の中から熱くなって汗もじんわりと滲む。
「…ッ、んぁ……、勝…っ」
大きな波に体がのけ反り中が一気に収縮した後、生暖かい体液が太ももを伝っていった。体を支える両手にも力が入らなくて勝己の両腕に身体を預けるように抱かれた。
「わり……、出る」
気を失ってしまいそうになっているのに耳朶に伝わる熱でまた意識が戻ってくる。勝己の余裕のない荒い呼吸と避妊具なしの行為。初めて中に熱いものが注がれる感触を直に感じた。
「生ってやべぇな…」
こちらは息を整えるだけで精一杯なのに勝己の露骨な感想に応える余裕はなかった。
「悪い、無理させた。ベッド行くぞ」
「…え?」
「俺まだ足りねぇから。ベッドなら意識飛んでもいけんだろ」
何がいけるのか分からない。ふるふると首を横に振ってみるけど勝己はお構いなしで、力の入らなくなった私の体をバスタオルに包むとそのまま寝室のベッドへと運ぶ。
「もう少し待って…」
「待たねぇ」
「でも」
「昨日はなァ、ここで何回も抱く予定だったんだよ」
確かに一回で終わってくれることなんてなかったけど、まだ明るいうちから言葉にされると堪らなく恥ずかしい。ゆっくりとベッドに寝かされ、その上から覆い被さる。シーツのひんやりした感触が心地いいなんて感じる暇もなく、仰向きで寝かされた後は両脚を開かされて間に勝己の体が割って入ってきた。脚を開いた拍子に中から体液が滴る感触に思わず顔が熱くなる。