第2章 XXXをおあずけされた爆豪勝己の話
「……昨日は悪かった」
「え?」
「大した案件でもねぇくせに呼び出しやがって」
「そうだったの?轟君からの呼び出しだったから緊急なのかと思った」
「クソくだらねぇ内容だったわ」
「何?ってこと事件とかじゃなかったの?」
「事件がなかったわけじゃねぇけど…。チンピラの喧嘩の仲裁の後、結婚式の余興について話し合いたいとかなんとか」
「結婚式…?もしかして緑谷君とお茶子ちゃんの結婚式!?ついに日にち決まったんだ」
「クソどーでもいい…」
「どうでもよくないよ!私もさ、お祝い何にしようかとか何着ようかとかずっと考えてたんだよね。絶対いい式になるよね」
「くらだねぇ」
「言っとくけど何があっても勝己も絶対出席だからね。世界一幸せそうな2人を見届けるんだからね」
「脳みそ花畑ヤローばっかだな」
「でも待って。さっき余興って言ってなかった?勝己、余興するの?」
「しねぇよ。誰がするか」
「してあげてよ。幼馴染じゃん」
「俺はそういうの興味ねぇ」
「あ、でも、結婚式ってことは私たちも女子も余興することになるよね?百ちゃんにウラビティのコスチューム作ってもらってみんなでお茶子ちゃんになるか、雄英の時の制服をもう一回着るのもいいよね」
「……制服だぁ?」
「やっぱダメかな。歳も歳だしいかがわしいお店の人みたいになっちゃうかな。ってことはやっぱコスチュームかな?ちょっと着てみたかったんだよね」
「どっちも却下」
「なんで?」
「八百万に作ってもらったらまずは俺の前で着ろ。話はそれからだ」
「どうして?」
「理由なんてねぇよ。いかがわしい店の女かどうか俺が判断してやる」
「…はい。…分かった」
「つーか、あいつらの話はもーいいわ…。それより、なぁ…続き」
「え?」
「昨日の…」
昨日…その言葉に昨日の勝己の表情が浮かんで、忘れかけた熱が胸の中で微かに湧き上がった。でも、まだ少し冷静でこの場所は相応しくないって警鐘を鳴らす。
「じゃあ私先にお風呂上がるよ」
「いい。ここで…」
「ここ?」
「できんだろ?」
抱き寄せられてさらに体が密着した。お腹あたりに触れていた指を滑らせ胸の谷間を通って勝己の大きな手が左右から膨らみを包み込む。指先で硬くなり始めた突起をキュッと摘む。