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(R18) 爆豪勝己と轟焦凍とXXXのある生活

第4章 HOME 爆豪勝己 / 轟焦凍


「爆豪に言っておきたいことがある」
「……ンだよ」
「あれから、凪と過ごしているうちに…」
「前置きはいい。…結論だけ言え」

轟と凪の生活なんて一ミリも聞きたくはなかった。轟のことだ、俺に言いたいことなんて一つしかないはずだ。轟は〝分かった〟と短く答えてから、ゆっくりと口を開いた。

「凪に…、好きだと伝えた」

正直、だろうな…。それ以上の言葉は浮かばなかった。俺はそばにいることすら許されなかった。何もなかった凪が轟へ気持ちが傾くのも、どこかで理解していた。

「爆豪を好きなままでもいい。凪のそばにいたい。…そう伝えた。……俺も、凪の全部を知ってるわけじゃねぇ。けど、凪の幸せを守りたい」

何も返さず、ただ轟の言葉を受け止める。

「で…?お気持ち表明はそれだけかよ…」
「凪から返事は、…まだもらってねぇけど、爆豪には伝えておかねぇと思って」
「相変わらず、舐めプ野郎だな、テメェは…」

手に持った資料を机に投げ置いた。ページがパラパラとめくれる音だけが残る。

「……あいつと一緒にいて、惚れねぇ男なんていねぇ」

轟は驚いたように目を見開いた。

「…確かに、そうだな」

静かな同意が広い会議室に消えていく。残り火のような凪の存在が、まだ確かに在る。

「俺はテメェみたく物分かりがいいわけじゃねぇ。だから、完全に諦めたわけでもねぇ」
「……ああ、爆豪はそういう男だからな」
「もしテメェが凪を泣かしやがったら、………そん時は意地でも奪い返す」

凪の存在が、淡く、滲んでいく。

それでもまだ俺に役目があるなら、最後まで守り抜くだけだ。


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