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(R18) 爆豪勝己と轟焦凍とXXXのある生活

第4章 HOME 爆豪勝己 / 轟焦凍




* 凪side


勝己と別れて、二週間が経った。時間は流れているのに、私の中だけが、あの日の朝で止まったままだ。

仕事には行っていた。何事もなかった顔でいつものように挨拶をして、患者さんに微笑む。だけど心はどこかに置き去りで、一週間前には、とうとう自分の足も動かなくなった。まだ少しだけ自分の居場所が残っているのに、それでも外へ踏み出す勇気が出なかった。

結局、体調不良というかたちで、私は退職することになった。

救命チームで過ごした時間も、勝己と出会ったあの場所も、全てが過去の中へ沈む。少しだけ息が浅くなる。でももう涙は出なかった。

それからの数日間はどうやって過ごしていたのか、正直よく覚えていない。朝が来て、夜になって、また朝が来る。テーブルの上には、求人情報誌と安定剤のシート。冷えきったカップの内側には薄い輪郭だけが残っている。

勝己からの連絡はない。終わった関係なのだから当然だとスマホを見つめるたびにそう言い聞かせる。部屋は静かで、時計の針の音だけがやけに大きかった。
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