【HUNTER×HUNTER】水面に映る雷光【キルア】
第2章 旅路
夜。
再び焚き火。
テティスがうとうとし始め、
無意識にキルアの肩に寄りかかる。
キルアは固まる。
慌てて、片手でテティスの体を支えて
(……おい)
と起こそうとして、やめる。
(……まあ、いいか)
そっと、自分の上着を掛ける。
テティスは目を覚まさない。
ただ、安心したように寝息を立てる。
キルアは焚き火を見つめながら思う。
(この距離間、危ないな)
でも、離れる理由もない。
まだ恋じゃない。
けれど――
もう「ただの同行者」ではなかった。