第4章 ヤドリギと流れ星
理事長室には金山理事長の他に冬海校長もおり、淡々と事務的な会話が繰り広げられただけだった。
この2人は基本、セットで行動しているのかもしれない。
僕がサッカー部に非常時しか関わらないのは聖帝のご意向だと念押ししておいたので、おそらくお小言で突っかかられることはないだろう。
聖帝という単語を出せばそれなりにコントロールが効いたので、今のフィフスセクターの力の大きさを改めて思い知った。
学校側も、たかがサッカー、されどサッカーで自校そのものまで消されてしまってはかなわないからだろう。
残酷で、でもこれが現実だった。
今日のところは必要事項の共有だけで開放されたので、僕らはそれぞれ帰路につく。