第2章 革命の芽吹き
「やると決めたら絶対、やるんだッ!!!!」
「……っ!」
大声を上げた彼の背後に一瞬、とてつもない力の波を感じた。
自分自身が直近で感じたものと、とてもよく似た雰囲気のものだ。
『それ』が形になることはなかったが、京介の放ったデスソードの力と同等……それ以上の力で、ボールの勢いを殺していく。
渾身のヘディングで弾かれたボールは、勢いのまま着地した天馬くんの足元へと収まった。
「(あれは……間違いない。見間違えようがない)」
呆気にとられた周辺がしんと静まり返るが、直後、主にコートサイドから歓声が湧き上がった。
当の本人も最初は理解が追いついていなかったが、足元の高さに気付いて目を見開く。
「取った!」
ゆるやかな風に乗った始まりが運ばれてきた瞬間だったのだと、今は思う。