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シアンの帽子屋さん

第1章 第一話


「え?ここじゃないの?」

「う、うん。もっと、木の柵があって…」

なんとか説明しようとするけど、レイニーちゃんには全く覚えがないらしかった。

「シアンちゃんは、どこから来たの?」

レイニーちゃんはね、きっと何の気なしに聞いた言葉だったと思う。でも、私にとって、絶望的な響きのある言葉であった。
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