第1章 薬屋
港に着いたは、澄んだ空の青さと太陽の眩しさに空を見あげた。
船着場には沢山の船が並び、海カモメが可愛らしい鳴き声を出しながら飛んでいる。
(今日のお昼ご飯、どうしようかな···)
呑気に考えながら森から一歩出た瞬間、ドォォォォン!!!!と大きな爆発音が響いて、風圧によろけて地面に倒れ込んだ。
(何事!?···)
「いったー···」
ロングスカートのお陰で擦り傷は免れた物の、倒れた瞬間に打った腕が地味に痛かった。
港町に視線を向ければ、いつもの平和だった頃の風景とは打って変わっていた。
「·····うそっ」
吹き飛んだ数々の店と、瓦礫の下敷きになっている人達の姿に、体が勝手に駆け出していた。
「うわぁ───ん!!!痛いよぉ!!ままぁ、ままぁー!!」
泣き叫ぶ小さな子供、血みどろになって倒れている人達。
港には、大きな海賊船が船場に着いていた。
「げへへへへ!!!ひっさびさの港町だぜェ!!お前ら、金と飯、それから若い女を攫って来い!!···うるせぇガキはいらね。殺しちまえ」
海賊の親である大男が、泣いている子供目掛けて大剣を振り落とした。
「うぉぉぉ!!!」