第3章 悪魔の実
イッカクに一通りの説明を受けた所で、連れて来られたのはキャプテンであり船長のローの部屋だった。
「ちなみにここがキャプテンの部屋よ。それじゃあ私は持ち場に戻るから、キャプテンの部屋に入って」
何か用事があるのだろうと察したはイッカクに礼を述べた後、コンコンコンとこ気味良い音を立ててノックした。
「誰だ」
中からはローの返事。
「私です。です。イッカクさんに案内して頂いてこちらに来ました」
「鍵は閉まってねェから、入って来い」
「分かりました。···失礼します」
は握ったドアノブを軽く捻り、ローの部屋へと入室した。
中には大きな本棚に、ビッシリと医療関係の本が綺麗に並べられていた。
「船の中を一日で覚えんのは難しいだろうから、迷ったらそこら辺にいるやつにでも聞けばいい。とりあえずそこに座れ、立ち話もなんだろ。オマエには聞きてェ事がいくつかある」
座れ、指さされたのは一人用のソファだった。
いつもローが愛用している物だったらと思うと申し訳が無いが、指示された以上は恐る恐る腰を降ろした。
柔らかすぎず、硬すぎず、とても良い座り心地だ。
「まず、聞きてェのは、オマエが食った悪魔の実についてだ。もちろんオマエが言いたくなきゃあそれでいい。なんとなくは予想出来るただ、これだけは確認したい」