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距離感

第1章 距離感


振り返ると私の1番親友が
笑顔で立っていた

「おはよ!! びっくりした?」

そう、この娘が大好きな親友で
羨ましくて憧れてやまない花宮の彼女

(大好きな親友なのに
心から応援できなくて、ごめん…)

私は今日も心の中で謝り続ける

『びっくりしたよ!(笑)
毎朝毎朝ほんと飽きないよね…』

「だってもあの反応が面白いんだもん」

いつも通りたわいない会話をしていると

「朝からほんとテンション高いな」

ふっと笑いながらこちらへ向かって
歩いてくる足跡

(顔みなくても声でわかっちゃうな…)


「真!!」

あからさまにぱあっと
嬉しそうに花宮に駆け寄る美華

ほんとに花宮の事が
大好きなんだって分かる


「美華ともあはほんとに仲いいよな」

幼なじみだからのもあるけど
中学に入ってもまだ名前で呼んでもらえる事を密かに嬉しく思う

『そうだよー?
なあに? 羨ましいの?(笑)』

そう言うと花宮は
ちっと軽く舌打ちをすると
美華の方を向いて

「まあ、美華が1番好きなのは俺だけど」

と言った

えっ、と珍しく赤くなる美華

(花宮が舌打ちするのって…照れ隠し)

前はこんなに素直に思ってること
言わなかったのに美華と付き合ってからかな

自分で言った言葉で
自分の傷をえぐる事になるなんて
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