• テキストサイズ

【チェンソーマン】短編置き場

第2章 おうちデート、ただし条件付き




「また食べたいなぁ」

「ね、それならさ」

照れて顔が熱くなるのを誤魔化すように、カナタは明るい声で提案した。

「今度一緒に作ろ?教えてあげる」

「ええ〜、めんどくさいな〜」

「自分で料理できると楽しいよ?」

天使の悪魔は、「うーん」と唸りながら最後のハンバーグを頬張り、飲み込んでから渋々と答えた。

「…わかった」

「やった!」

「あと……次はもう少し長くいられるように交渉してみるよ」

「じゃあせめて半日!」

両手を合わせて懇願するカナタを、天使の悪魔はジト目で見つめる。

「二時間から半日は無謀じゃない?」

「だって、なるべくたくさん一緒にいたいから」

「……まあ、聞いてみるけど期待はしないで」

「はーい!」

カナタの笑顔につられるように、天使の悪魔もわずかに口の端を上げた。

「……ね、天使くん」

「なに?」

「時間的に途中までになっちゃうけど、食べ終わったら映画観ない?」

「べつに…いいけど」

たまに口論しても、いつの間にか仲直り。そうやって二人の歴史は積み上げられていく。

なかなか本音を見せない天使の悪魔だが、ふとした瞬間に優しさが覗くたび、カナタはもう少し素直になろうと思うのだった。





/ 29ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp