第24章 おやすみ(R18)
放課後、逢坂くんの部屋で。
「……あれっ?…わたし寝てた?」
私は逢坂くんの肩にもたれて、うとうとしてた。
さっきまで普通にしゃべってたつもりなんだけど。
「そうだね。1分ぐらいだと思うけど。ベッドで寝るかい?」
「やだ。せっかく逢坂くんといるんだから寝るのもったいないもん」
私は逢坂くんにギュッと抱きついてゴロゴロ甘える。
彼はそんな私をなでなでする。
「ふふ…僕は同じ部屋に居られるだけで嬉しいよ。
昨日遅くまで深夜ラジオを聴いていたんだろう?
起こしてあげるから少し休むといいよ」
「そうなの〜モデルのミホちゃんがゲストで…って、この話したっけ?」
「したよ?」
「そっかな」
彼の言葉に甘えて、私は彼のベッドに一人で潜り込む。
逢坂くんの匂いがするお布団…気持ちいい。
彼に見守られて、こんなふうに眠れるなんて。
ふふ…贅沢でいいかも。
目を閉じると、もう、すぐに眠りに落ちそう……。