• テキストサイズ

逢坂くんの彼女

第2章 恋愛相談


学校の帰り道、私は制服のまま駅前の商店街をブラブラしていた。

今日は何をして過ごそうかな。

いつも一緒に帰る逢坂くんとはケンカ中。

まっすぐ家に帰る気になれなくて…。

ふとゲーセンが目に入る。

入り口にはUFOキャッチャーやプリクラ機。

こんなの一人でやっても寒いし。

奥にあるビデオゲームに目がとまる。

ああいう格闘ゲームとかしたらスカッとするかなぁ。

でもああいうのよくわかんないし…。

ん?格闘ゲームやってる人の後ろ姿。

あの髪型と大きい身体は…。

「北城くん!」

私はゲーセンの奥に入り、北城くんに声をかけた。

「あ?うわっ?何だよオマエ!」

北城くんが驚いて振り返る。

ゲーム画面に「YOU LOSE」の文字が。

「オマエが驚かすから死んじまっただろーが!なんでこんなトコいるんだよ」

「ゴメン!お詫びにジュースおごるから…私にもこのゲーム教えて?」

「は?」

北城くんが驚いて私の顔を見る。

/ 150ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp