第32章 もし雪山で遭難したら(R18)
唇が離されて、彼の舌が私の首すじをそっと舐める。
彼の手が私の胸を包む。
「はぁはぁ…」
私の身体が期待で高まってくる。
彼が布団を少しめくって、私の胸に唇をつける。
もう寒くないけど、部屋が暖まってきたのかな。
それとも私の身体が中から温まってきたから?
彼が唇で、私の乳首をくわえる。
熱い。彼の舌がすごく熱く感じる。
「はぁ…逢坂くんの舌…熱い。気持ちいい…」
「身体中舐めて温めてあげようか? ふふっ」
「ふふっ、やだぁ…」
笑ってるけど、「して」って言ったら本当にしてくれそう。
言わないでおこう。
「じゃあ、どこが寒い?」
「んー…肩とか…」
どこ舐めて欲しい? って聞かれたんだよね。
そんなの恥ずかしすぎて正直に言えない。
だから中途半端な答えをする。
「肩、寒いんだ」
彼が舌で、ゆっくりペロペロ舐めてくれる。
ああん、これ思ってたより気持ちいい…。
「ん…んっ…はぁ…あん…」
私の口からため息が漏れる。
彼は私の手をとり、自分の口もとに持ってく。
そして今度は、私の中指を口に含む。
「あっ…! そんなとこ…寒いって言ってないよぅ…」
彼の口の中で、私の指に舌が絡む。
うわ…身体の力抜けちゃう…
「んん…はぁはぁ…やん…」
「気持ちいい?」
口の中から指を出して、ペロペロしながら彼が尋ねる。
「んー…気持ちいいのかなぁ…わかんない…はぁはぁ」
「ふふ、可愛い」
そうつぶやいて、彼は別の指を口に含む。
あん、気持ちいい