第13章 💜永倉新八ルート
背中に回された手が、肌を滑り、指先がじんわりと熱を灯す。
わたしは思わず小さく息を漏らし、新八さんの胸に顔を埋めた。
「……ずっと、そばにいたい」
甘く零れた言葉に、胸を締め付けられる。
新八さんはゆっくりと首筋に口付けを落とし、髪をそっと撫でた。
「君の全てを、俺だけのものにしたい」
その言葉が、わたしの胸に深く響く。
新八さんの手が優しく背中を撫で、指先が肌を辿るように滑るたびに、甘い震えが体中を駆け巡った。
「怖がらなくていい。ゆっくりでいいから……俺のこと、感じて」
囁く声は深く、甘く、でも真剣で。
顔を上げると、じっと見つめる新八さんと目が合う。真っ直ぐで、だけど艶に満ちていて、吸い込まれてしまいそう。
再び唇が触れ、今度はほんの少し強く、けれど繊細に口付けを重ねていく。
絡み合う息遣いの中で、新八さんの手がそっと下腹部を撫でた。
「ここも……全部知りたい」
そう言って、指先でやさしく触れられると、体が熱く反応する。
これから始まる、ふたりだけの時間に胸が高鳴って——
重なり合うたび、そこには確かな愛情が満ちていった。