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夢のあとさき、恋のまにまに

第12章 💚藤堂平助ルート


『夜の告白編』


星空の下。
縁側でお話ししていた平助くんは、ふいに真剣な表情になったかと思うと、わたしの手をそっと握った。


「……俺、初めてだよ。誰かのために本気で泣きそうになるの。

……君が他の誰かを選ぶくらいなら、俺、抱きしめてそのまま攫っちゃうかも」

「そ、そんな……」

「うそじゃない。今だって……口付けしたくてたまらない」


そう言って彼は、震える指でそっと頬を撫で——
ふわりと、唇に優しくキスを落とした。


「……君の最初も、最後も、ぜんぶ欲しい」

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