第56章 羽織る温もり、奪われた光 ※
の思考は、少しずつ溶け、ジーニストの指先だけが残る。
ジ「そのまま、私に預ければいい」
その言葉と同時に、の身体から力が抜けた。
ジーニストは、外套を羽織らせるようにを抱き寄せる。
まるで本当に、自分という上着を掛けるように。
そのままジーニストの手はの体を優しく滑っていく。
触れるたび、静かに、丁寧に。
「ぁっ…ぁ…」
の肩が小さく震える。
やがてジーニストは、そっとの顎に触れた。
上を向かせ、揺れている瞳を静かに見つめる。
そして。
優しく、唇を重ねた。
奪うようなものではない。
深いけれど、穏やかな口づけ。
その温もりは確かで。
離れると、ジーニストはもう一度、の頬を撫でる。
ジ「…」
の指が、無意識にジーニストの服を掴む。
ジーニストはをそっと抱え、近くの簡素な寝室へ連れていった。
灯りは弱く、静かな空間だった。
ベッドの縁にを座らせる。
ジーニストはの前に立ち、少しだけ身を屈める。
ジ「」
指先が頬に触れる。
そのまま、もう一度キスを落とす。
今度は額に。
次に、目元に。
そして――唇に。
そしてキスが深くなると同時に、ジーニストはをベッドに沈めた。
ジーニストの手がの腹部から服の中に入り、素肌に触れる。
「んっ…」
の控えめな声が部屋に響く。
そのまま手は上へと上がり、大きなふくらみに到達した。
触れただけで、形を簡単に変えるソレ。
ジーニストは服をたくし上げ、お腹からゆっくりと上へ向かってキスを落としていく。